この沿線の駅は終戦間際の昭和20年6月に開業しています。駅舎の建設も大変だったようですが、開業当時の駅舎を今も使用しています。やけに大きな建物は独特のデザインで,戦時中の雰囲気が感じられます。建物はかなり荒れていますが、ここまで大事に使ってきたのだから、戦争を後世に伝える遺産として、これからも残していってほしいと思います。ホーム上に新しい待合室があり、高校生の多くはこちらを利用しています。砂原線が開通する前には,大沼−鹿部間に大沼電鉄が走っていました。昭和4年に開業し、砂原線開通と同時に廃止されました。銚子口−鹿部間は昭和23年に復活したものの、旅客、貨物の減少から昭和27年には再び廃止に追い込まれました。
2001年11月23日(5歳) |