元は忍路、明治39年12月「蘭島」に改称。蘭島はアイヌ語「ラノシマクナイ」の下を略したもの。語源は、「ラン・オシマ・ナイ」(下り坂の後の川)の意味です。忍路は「ウ・シ・ョロ」(湾)の意味。 |
とても長く、また線路と線路の間にゆとりがあるので、昔は中線があったのでしょう。 |
国鉄時代には周辺に鉄道員訓練所やそれに伴っての宿舎等がありました。昭和末期の海水浴時期には臨時快速『らんしま号』が運転され、駅改札口から浜まで(約800m)人の列が途切れもなくつづいたうえ、海水浴客によってセブン-イレブン蘭島店は数年間日本一の売り上げを記録し続けたこともありました。しかし今は過疎とレジャー志向の変化ともあいまって往年の繁盛ぶりはなく、一両編成のワンマン列車を満員にするのも時々しかありません。それでもニセコ積丹小樽海岸国定公園の一部でその美しい景色と初心者や子供でも泳ぎやすい遠浅な浜であることから根強い人気が残っています。元スピードスケート選手の堀井学氏も時折来ているそうです。 |