士別〜名寄間は明治36年から旅客列車が運転されましたが、この区間の工事は大変難航したと言われています。駅に当時の工事の様子や、多寄駅の歴史を物語る資料が貼ってありました。この駅の利用者のピークは昭和30年代前半で、昭和34年には乗降客が450人に達したと言われています。駅は昭和61年に無人化されました。平成11年までは36線道路が線路で東西に分断されていましたが、平成12年に踏切が開通し、線路を横断できるようになりました。そのため、この駅の横にある踏切は真新しいです。近年は通学生はバスを利用し、通勤客も全て自家用車を用いるようになったため、利用客が激減しているそうで、平成14年度の普通客は1日平均で1人にも満たないと言います。定期乗車は平成14年度で10人いたそうです。このように、駅の利用客は決して多くありませんが、それでも普通列車は全列車が停車します。
2004年8月15日(8歳)
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