駅へと通じる車道もなければ歩道もなく列車でしか行けない驚きの駅がこの小幌駅です。礼文駅14:55発の列車に乗り、トンネルとトンネルの間にある、誰もいないであろう淋しい駅に向かいました。恐る恐る降りて、もし、帰りの列車がきょう来なかったらどうしようと思っていたところ、ビックリしました。なんとハイキングの人々が100人くらいガヤガヤ楽しそうにいるではありませんか。ホッとしてまわりを探検しました。確かに不気味な雰囲気は隠しきれませんが、雲ひとつない快晴と川のせせらぎが忘れさせてくれて楽しい思い出が出来ました。トンネルの奥から汽笛が響いたとたんスーパー北斗がものすごい勢いと風圧で一瞬のうちに通過していきました。15:26発の下り列車に乗り、念願の小幌駅をあとにしました。
2006年8月26日(10歳)
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