きゅうしらたき

旧白滝

Kyushirataki
しらたき しもしらたき

2004年9月5日(8歳)



駅前の田畑は荒れはて、淋しさがつのる駅でした。

石北本線に存在する一連の白滝シリーズのなかにあって、唯一駅舎が無い駅といえばこの「旧白滝駅」以外にないでしょう。 ただ、古めかしい待合室が残っているあたり、当初から無人駅であったと容易に想像が付きます。事実、この駅は昭和22年に仮乗降場として開設しており、駅員が配置されたことはありません。そして、この“旧”と冠する名称は、この地に開拓団が早くから入って中心的な役割を果たしたことに由来しているようです。ただ、大正時代には既に現在の白滝地区へ中心が移っているようです。周囲は牧草地とビートや麦などの畑地となっていて、人口密度は極端に少ない地域です。また、停車する列車は下り1本、上り3本のみであり、列車を利用しての訪問はかなり難しい部類に属します。地元の人に聞いたところ、この駅を利用する人は高校生1名とのことでした。この「旧白滝駅」ってなんだか変な名称ですネ。 新…というのは新幹線を始めとする全国の駅にゴマンとありますが、旧…と付くのはおそらくこの駅だけではないでしょうか?


2004年9月5日(8歳)

  
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