国道39号は,「病院銀座」として全国的に知られており、道路の両側には内科、皮膚科、産婦人科、整形外科、耳鼻科、消化器科、外科、歯科、眼科などなど、数え切れないほどの病院が軒を連ねています。この旭川四条駅は,それらの病院へ通うお年寄りたちの集う場所となっており、駅周辺には通院客相手の商店街も形成されています。旭川四条駅は駅としての開業は遅いけれど、仮乗降場としてかなり前から設置されていました。もともとは旭川と東旭川・東川を結んだ旭川電気軌道(最北の電車として知られる)の接続駅であって、そうした交通の便の良さから、旭川駅と旭川四条駅の間に病院銀座が生まれたといわれています。現在はバスで通院する人達も増えたましたが、比布、東川、愛別方面からの通院客はやはり旭川四条駅に集うようです。一方、美瑛、富良野、深川方面からの通院客は旭川駅を利用しています。高架下には食堂、ラーメン屋、海産物屋などが軒を連ねていますが、近年はシャッターを下ろしたままの店も多く、まことに哀愁が漂っています。ホーム下にあった委託の券売窓口も閉鎖され、待合室にずらりと並んでいた病院の看板は、多くが裏返しにされています。近年は高齢化が進んでいるので、むしろ活気づきそうなものですが、どうやらそうはならないみたいです。老人街にもやはり、世代交代、新陳代謝というものがあるのでしょうか?
2004年8月14日(8歳)
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